手回し焙煎機での使い方

手回し焙煎機には煙突も排気管もありません。そこで焙煎機の上にフードを吊るして排気を集め、ダクトで送りながらセンサーで測定します。カセットコンロと小型の焙煎機でも、1ハゼの自動検出ができます。

カセットコンロの上の手回し焙煎機と、その上に吊るしたフード。ダクトが窓の外の排気ファンにつながっている
焙煎機の上にフードを吊るし、ダクトで窓の外の排気ファンへ送る

この焙煎機での水蒸気の見え方

煙突・排気管のない構造の焙煎機や小型焙煎機でも、Small Roaster Option を使うことでハゼの検出ができる可能性があります。

フードでは排気を外気と一緒に集めるため、排気中の ΔH₂O の絶対値は焙煎機の排気管から直接測る場合より小さくなります。そのため、絶対値ではなく、その変動を見ることが重要です。

効果的に検出するためには、ファンの強さの調整が重要です。引きが強すぎると外気で薄まり、弱すぎると煙を捕集しきれません。

用意するもの

手回し焙煎機で使うには、COFFEE HAZEL 本体のほかに排気を集めて流すための道具が必要です。フード・ダクト・ファンの一式は「Coffee Hazel Small Roaster Option」として販売いたします。

  • Coffee Hazel(本体・センサー)
  • Coffee Hazel Small Roaster Option(フード付き)
    フード/アルミダクト/排気ファン/風量調整器の一式
  • スタンド(フードを固定するもの)
Coffee Hazel Small Roaster Option(フード付き)のフード、アルミダクト、排気ファン、風量調整器と、COFFEE HAZEL 本体
Coffee Hazel Small Roaster Option(フード付き)と COFFEE HAZEL 本体

Small Roaster Option にはフード付きとフードなしの2種類があり、価格が異なります。焙煎機の上にフードを吊るして排気を集める場合(手回し焙煎機など)はフード付き、焙煎機の排気口にダクトを直結できる場合(WE×SUJI Mini Roaster など)はフードなしをお選びください。

Coffee Hazel Small Roaster Option の販売ページは準備中です。ご購入をご検討の方はお問い合わせフォームからご連絡ください。

センサーの設置

  • 焙煎機の真上にフードを吊るします。煙が逃げずに吸い込まれる高さで、かつフードが熱で変形しない高さに調整してください
  • フードとダクトをつなぎ、ダクトの先に排気ファンを取り付けて屋外へ排気します
  • センサーは排気ファン側の筒に取り付けます。付属の不織布ネットで覆ってください
  • ファンの風量は弱めから試してください。引きが強すぎると外気で薄まり、弱すぎると煙が捕集しきれません
焙煎機の上に吊るしたフードを下から見た様子
フードを下から見たところ
焙煎機の上のフードと、机上の COFFEE HAZEL 本体。センサーのケーブルは窓側の排気ファンへ
センサーのケーブルは窓側の排気ファンの筒へ

ご注意:フードの耐熱温度について
フードの素材は PETG で、耐熱温度は約 80℃ です。熱源に近づけすぎると変形するおそれがありますので、フードが変形しない程度に熱源から離して設置してください。

センサー設置の一般的な注意点は、本体の取扱説明書もあわせてご覧ください。センサー位置の排気温度が 80℃未満であることを必ず確認してください。

動画で見る

フードで排気を集めながら焙煎し、1ハゼを自動検出するまでの様子です。

測定例と設定

デスクトップアプリの画面。ΔH₂O が緩やかに上昇し、9:24 で1ハゼを検出している
生豆 100g の焙煎例。ΔH₂O は 2 から約 14 g/m³ まで緩やかに上昇し、9:24 で1ハゼを検出(DTR 11.3%)

上の焙煎で使った設定です。ドラム焙煎機と比べてΔH₂O の絶対値が小さく、変化もゆるやかになるため、しきい値は低めが適しています。

豆プリセットHandRorst100g(生豆 100g)
1ハゼ検出しきい値0.05 g/m³/s
検出開始までの待ち時間6 分
結果1ハゼ 9:24 を自動検出/DTR 11.3%

しきい値は豆の種類・量・火力によって変わります。調整のしかたはアプリの使い方「設定のコツ」をご覧ください。

他の焙煎機での使い方は焙煎機ごとの使い方をご覧ください。お使いの焙煎機への設置可否はお問い合わせフォームからご相談いただけます。

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